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 閉じた緞帳を捲る。そこには大事なものだけが無い。

黒獣の爪跡

「じゃあ、始めるわよ」
 集った部屋で共にターミナルを覗き込むアリサとセンカを見回したサクヤは震えかけた指を叱咤して、矢鱈に重いリンドウの腕輪を認証にかけた。――――認証を確認する間が、長い。嫌な高鳴りをする心臓を抱え、気分はまるで、災厄の箱を開ける時のそれのようだ。固唾を呑んで見守るアリサも同じ心地だろう。緊張に引き結んだ唇が僅かに戦慄いている。センカは…嗚呼、彼は、いつもの通りだ。悲しみを飲み込んで、いつものまま。先に部屋の戸口で言葉を交わした際の、何か、知ってはならないものを知ってしまったような彼の愕然とした顔が脳裏に過ぎる。
 ぽん。響いた暢気な警告音に思考を切り上げれば、通った認証の知らせと、次いで展開されたディスクの中身が目に入り、彼女はすぐさま、指を動かして視線を走らせた。
「…認証、通ったわ。……レポートが一つ、リストファイルが一つ…それに、プロジェクトファイルが一つ」
「あとは、何かのプログラム実行ファイルですか…?」
 後ろから覗き込むアリサが先を継ぐ。
 広げられた簡素なウィンドウに鎮座するファイルは多くはない。一目で概要を確認出来る程度の数だ。纏め上げた最小限の物を遺したのか、それとも、元よりこれだけだったのか。どちらにしろ、元々、秘密裏に動いていたのだから、それ程、沢山の資料を作ってはいないだろう。物が増える程、管理は難しくなる。漏洩を防ぐ観点からも、この数は常識の範囲内だ。流石、雨宮リンドウ。工作もこなす抜け目無い男である。
「上から見ていきましょう。まずは…レポートから」
 指先を滑らせ、開いたファイルの字列に再度、目を走らせ、脳裏で読み解いた彼女は苦々しく朱色を細めた。思わず噛んだ唇が白く染まり、喉から呻きが零れる。驚きではないのは、それがある程度予想出来たものだったからに他ならない。
 読み進めながら、脳裏に件の男の声が重なる。曰く――――エイジス計画を隠れ蓑としてアーク計画という別の計画が進められている事は疑いようがありません。「真の人類救済の為のプラン」とされているようですが計画の内容など詳細は不明です。調査の過程で名簿らしきリストを入手しましたので関連資料として添付します。
 途切れた文面を余所に一瞥するファイルの一つ。その資料とやらが、同封されているリストファイルだろう。丁寧に綴られた報告形式の文面は彼が「誰か」の指示で隠密を働いていた事の証だ。
「やっぱり…私にも黙ってこんな事を…」
 全く業腹である。これを綴った本人が此処にいたなら、第一部隊全員で拳は勿論、脚も弾丸も飛ばしてアナグラの天辺から簀巻きにして吊るしている所であろうに。こそこそと隠れて何かをしていたとは気付いていたものの、これは彼一人では荷が重すぎはしないだろうか?改めて読み返すレポートの活字は機械の点の集まりの癖に酷く重い。嗚呼、もう、全く、業腹である。業腹ではあるが、しかし、今、気になるのは、そこではない。
 見慣れぬ字面に目が留まる。
「アーク…計画…?」
 耳慣れない言葉だ。少なくとも自分は聞いた事が無い。首を捻ったサクヤはターミナルを覗き込む冬空の双眸に視線を絡ませ、怪訝な表情を浮かべた。
「貴方、聞いた事ある?」
「いえ…聞いた事ないです…そのリストファイルが関連資料みたいですけど…」
 同じく首を捻るアリサが己の記憶を探れど、引っ掛かる字面は見当たらない。ロシアで訓練し、知識を漁っていた時でさえ、頭文字すら見なかった計画である。霞がかった思考で思い出すリンドウ暗殺の暗示をかけられた場面でも、オオグルマの口からそのような響きは洩らされていなかった。
 そもそも、エイジス計画は言わずと知れた人類が生き延びる為の最後の希望とされている物だ。誰もが可能性に期待し、成果を信じている。その世界の注目の的であるエイジス計画を隠れ蓑にする事など、果たして可能なのだろうか?可能であったとして、そこまで大胆な隠れ蓑を被るアーク計画とは如何様なるものなのか。リンドウのレポートを見る限り、彼自身、その真相にはまだ至っていなかったらしい。
 結論を後回しにした女の指が優雅に流れ、次のリストファイルを開く。
「…アーク計画に関する名簿のようだけど…」
「何の名簿かわからないですね…」
 文字の羅列は全て人名だ。各支部の神機使いから、技術者、科学者、その親族まで。優れた人材を寄せ集めたかの如く連ねられた名は、けれど、何の意味があるというのだろう。自分達の名もあるようだが、リンドウのように抹殺対象としてのリストであれば、他支部の者達は勿論、技術者や科学者の名までが連ねられているのは不可解だ。
 一つ、首を振ったサクヤは散った黒髪を休めた指先で整え、再度、ターミナルに触れた。――――リストは後回しだ。先を読めば話が繋がるかもしれない。
 残されたファイルは二つ。プロジェクトファイルと、何を引き起こすか分からない実行ファイル。選ぶ順序は決まっている。
「実行ファイルは危ないから後にして、先にプロジェクトファイルを見ておきましょう」
 リンドウの事だから、仲間に害を齎すようなプログラムではないと分かるが、万一の事も否めない。疑う心苦しさも仲間を守る為なら捨てられるのは間違いなく、彼譲りの一面だとサクヤは己を思った。そうだ。仲間を守らねばならない。アリサを、コウタを、ソーマを、彼の姉であるツバキや、共に戦うタツミ達。誰より、彼が愛したセンカを。彼の代わりに、自分が守らねば。
 伸ばした指先を刹那、躊躇わせ、唇を引き結んだ女の指が開いたプロジェクトファイルに綴られる文字が、今までとは違った重さで視界に入ってくる。曰く――――やはりアーク計画の全貌を掴むためにはエイジス島を直接調査するしかないようだ。先日発見したエイジス島管理システムのバグを利用し、警備システムを一時的にダウンさせるプログラムを作成した。使用すればすぐ対処されるはず…チャンスは一度きりだ。
 そう綴る報告とは違う語調の文面は手記に近い。焦りが滲むようにも見えるそれは彼が暗殺された決定的な理由でもあった。
「…リンドウさんは…確証を掴む為にエイジスに忍び込もうとしてたんですね」
「そうみたいね」
 馬鹿な男だ、と思う。例えば、それを誰かに、自分かソーマにでも相談していれば、警戒も出来た筈だ。ああして殺される事もなかっただろうに。込み上げる悔しさが奥歯を噛ませる。だが、同時に、それが出来ないのが、雨宮リンドウだという、妙な納得もあるのだ。彼は仲間が傷つく事を良しとしない。死ぬなどもっての外。常に仲間から死を遠ざけようとする彼が、明らかにフェンリルの暗部に触れる事項に仲間を巻き込む訳がない。そういう所は期せずして彼の想い人に良く似ている。自分が傷つく事を厭わず、けれど、他者が傷つく事を厭う姿勢はまるで長年連れ添った夫婦が性格を似せるようにそっくりだ。
 でも、それで死んでたら、元も子もないでしょう。胸で吐く文句も最早、届かない。仇を自分で討ってしまった銀華は永遠に途方に暮れたまま。いなくなってしまった守り手の面影を探して、欠片をかき集める事に必死になっている。それに気付いたのは、つい先程の事。
 華奢な身体の向こうに覗き見た彼の部屋は、リンドウが住んでいた時のまま、全く手が付けられていないように見えた。実際、全く手を付けていないのだろう。部屋の片隅に詰まれていた数個のダンボールが、恐らく、彼の私物。あとはサクヤの記憶に残るリンドウの部屋そのままになっていた。テーブルに放られた煙草とライター。灰皿。ダーツ盤に刺さったダーツ。明らかに酒用の、洗い済みのグラス。全てが記憶と違わない。嗚呼、この子はまだ待っているのだ、と思ったその矢先、冷蔵庫の横に置かれた先日のビール箱が目に入り、思わず目元が潤んだ。――――あの時、漸く、理解したのだ。飲めない筈の彼が何故、ビールを欲しがったのか。ただ置いておきたいのだと言った言葉の、その意味を。失われていくだけのリンドウの欠片を、センカが集めたがっていたのだと、漸く分かった。
 誰も知らない彼のささやかな、痛ましい叫びの現われ。リンドウがいた場所を壊さないように生活しながら、一つ一つ、面影を数えて、集めて、そっと部屋の片隅に置いておく作業は、どんなに切ないものだろう。気付いてから不躾に巡らせた視線で改めて見た流しのグラスは埃一つ被っていなくて、ただ拭いたのではない清潔感が、毎日綺麗に、丁寧に洗われている事を物語っていた。どんなに思い起こしても、埃の欠片もついていなかったグラス。使っていない…今となっては、使われる事の無いそれを毎日、毎日、彼の男の煙草の香りが薄く残る部屋の中、感情を殺して洗うセンカなど、嗚呼、堪らない。きっと、冷蔵庫の中にあるビールの本数だってリンドウが使っていた時のままにしているに違いないのだ。
 自分の物は必要最小限だけ広げて、部屋の片隅でひっそり、ひっそり、生きている一人ぼっちのセンカ。その想像する事もおこがましいような美しい哀痛を、誰が無為だと笑えよう。
 堪え切れない痛みを滲ませて顔を顰めたサクヤが息を吸ったその時。
「それだけ、ですか?」
 今の今まで吐息の一つも感じさせなかった銀色が、掠れた声で、囀った。
「…え?」
「センカさん…?」
 振り向いたサクヤとアリサの瞳が、僅かに見開く。目に映るセンカの白い面は、いつもにも増してよく出来た人形のようだ。少し寄せられた眉尻の下がりは悲しみなのかも、戸惑いなのかも読み取れない、僅かな変化で。ただ、囀る声音だけが戦慄いて、彼が何か、心を乱している事しか分からない。茫然と、それだけか、と問う彼には、今し方晒された、安直な言葉で片付けるには過ぎる真実も道端の小石に等しいものであるようだった。
 色を失くした小さな唇が再度、囀る。
「それだけ、なんです、か…?」
「それだけって…」
 何を、言っているのだろうか。彼は。
「ファイル……ファイルの日付は?最後に手を加えられたのはいつですか?」
 戸惑う響きを飲む急いた声音。見開かれかけた白藍が怯えたようにターミナルから語りかけるリンドウの軌跡を見詰めている。小さく震える唇は今にも小刻みに歯を鳴らしそうだ。
 何を、怯えているのだろう。此処まで取り乱した彼は初めて見る。
 訝しく思いながらも、身を乗り出す珍しい仕草に気を取られる間も無く急かされ、サクヤは慌てて確認した日付を口にした。
「ええっと…最後は、あの任務…蒼穹の月の、二日前よ」
 何故、それを問うのか。意図が分からない。眉を顰め、文字を数度辿り直して振り向き、見た、その先。彼の、顔。
「…セン、カ…?」

 全ての感情が、消えていた。

 否。それは過ぎた驚愕ゆえのものであったのか。唇が微かに何かを紡いで、けれど、音にならずに淡い吐息を吐く。微風にすらならない空気の流れ。ふっくらとした愛らしい唇が動いた形。うそ。恐らく、そう言った。抜けた力の所為か、落ちて見える細い肩が頼りなく、今にも消え去りそうだ。泣くより胸を抉る無表情が、ふらり、漂う羽根の如く後退り、もう一度、うそだ、と音の無い花弁が語る。
 崩れるかと思ったのも、刹那。緩やかに銀髪を乱して小さく首を振った彼は突如、踵を返して部屋を飛び出した。
 咄嗟に伸ばしたアリサの手に爪先すら触れさせぬまま、静かな彼には似合わない、縺れるようなけたたましい足音が鋼鉄の扉の向こうへ消えていく。驚きに揺れる気配には一瞥もくれない。只管、逃げるように、振り切るように、駆けて消える銀色。服の端を掴み損ねた少女の手は空気を撫でる滑稽な形で中空に留まった。
「センカさん!?あの、待って…!!………行っちゃった…やっぱり、ショックだったんでしょうか…」
 数拍も遅れた静止を受け止めた鋼鉄を眺め、アリサの顔が痛ましげに俯く。
「……そう、ね…暫く、一人にしてあげましょう。…センカだってリンドウの事を悪く思ってなかった筈だもの。それに、二日前って言ったらあの人があの子の部屋に転がり込んでた頃だわ」
 つまり、彼がサクヤの部屋にこれを仕込む直前まで、このディスクのファイルは「書き換えられ続けていた」事になる。恐らく、最後に弄ったのは冷蔵庫に入れる数時間前といった所だろう。最新の情報を許されるぎりぎりまで書き続け、隠した。表向き、幸せ絶頂の様相を呈していた裏であの男がこんな危ない橋を渡っていたとは誰も思わない。それくらいには彼の顔は緩みっ放しだったのだ。センカと二人きりの時にどのような会話がなされたかは定かではないが、あの時、確かに一番傍にいたのだから、何も気付かなかった、気付かされなかった衝撃は恐らく、筆舌にし難いものがあるだろう。
 そうして、自分一人が生きて返ってきた重みが、細い小さな肩に圧し掛かっている。
「でも、これで色々繋がったわ。私が次に何をすべきなのかも、ね」
 エイジス計画は張りぼてだ。裏にあるアーク計画とやらが全ての惨劇の根源である事は最早、疑いようが無い。何とも陳腐で豪華な張りぼてである。此処まで来れば首謀者は明白。リンドウはそれを暴こうとして、暗殺されたのだ。だとすれば、志半ばで闇に飲まれた彼の代わりに己がなすべき事は一つしかない。
「サクヤさん、リンドウさんの意志を継ぐんですね」
 銀色を捉え損ねた手を握り締めたアリサがきつく唇を引き結び、言葉を重ねようとして――――しかし、予想に反して首を振った女に声を封じられた。
 ぱさぱさと、まばらに散った黒髪が微笑む頬を打ち、緩やかに止まる。
「いいえ。違うわ。センカにも後で伝えておいて欲しいんだけど…貴方も、この事は忘れて頂戴。私も忘れるから」
 瞬間、女が何を言っているのか、少女には分からなかった。漏れた吐息は疑問より、単なる感嘆であったようにも思う。意味を理解出来ないまま、どういう意味ですか、と人間らしい意味のある言葉を返せたのは、半ば奇跡に近かった。それでも、相対する女は隠しきれない落胆と戸惑いに気付いていたようだけれど。
 苦笑を零し、消し去り、真摯な表情に朱色を煌かせるサクヤに、アリサの冬空が揺れる。何でも無いように返されるのは、言葉通りの意味だと紡ぐ優しい声音。
「この計画には少なくとも、極東支部内の誰かが絡んでる。下手に動けばあっという間に潰されるわ」
 現に、オオグルマはアリサにリンドウ暗殺の暗示をかけていた。医師という公の立場を利用しての大胆にして綿密な犯行。無論、単独犯では有り得ない。単独犯であるならば、犯行後、あれ程容易に、且つ、迅速に支部の異動が出来る訳がないからだ。殊、医師の異動には支部上層部の許可がいる。その時点で、この件には中層以上の位に就く「何者か」或いは「何者達か」が関与しているのだ。
 現場で駆けずり回る下々の者に分類される自分達が声を上げようと、蟻の叫び。ただ潰されるだけだ。
「それなら、他の支部か…本部に緊急連絡するとか…」
「アリサ。良く考えて。確証も無い。通信インフラも押さえられているだろうこの状況で勝ち目があると思う?このターミナルや、この部屋ですら、そいつの監視下かもしれないのよ?」
 加えて、口には出さないが、本部自体が関与している可能性も捨てきれない。想像したくはない最悪の仮定だが、考慮しておくに越した事は無いだろう。全ての通信経路を監視されているとすれば、秘密裏に他支部に助力を請うのは無駄であり、危険は更に倍加する。短絡的に考えるにはあまりに包囲網が緻密過ぎるのだ。ひいては、このディスクを見ている事自体が既に彼等の禁忌に触れていると言っていい。
 義に当たっているとはいえ、果たして、暗殺対象を増加させるだけの行為を、最期まで仲間を、そして愛しい人を案じ続けた彼が望むだろうか?答えは、完璧な否であると、長年、兄代わりの背を見てきたサクヤは断言出来た。
 リンドウという男は無闇に他人を巻き込もうとする男ではない。このディスクを遺したのは、判断は任せると言いながら、その実、ただ、警戒を怠るなと、それだけの意味なのだろう。――――勿論、「判断は任せる」のだから、「総意と個人の意見は別であって然るべき」だが。
「だから、もう忘れましょう。きっとリンドウもそう望んでるわ」
 少し困ったように笑って見せたサクヤを訝しげに探る事、暫く。アリサは納得できない思いを呻き混じりの了承で返した。


 視界が、揺れている。否、意識が揺れているのか。定かではない不安定な景色を、低く早い速度で脈打つ心臓を抱えたセンカは見開いた白藍で見詰める。洩れる吐息は微かに震え、時折、零れるか細い悲鳴は息を止める寸前の小鳥のようだ。背を預けた鋼鉄の扉が身に宿るささやかな体温を奪っていく。
 二日前。辿る、言葉。
 蒼穹の月の二日前といえば、既にリンドウが自分とシックザールの繋がりを知った後だ。だというのに、あのレポートには一切、その類の事は書かれていなかった。
「どうして…」
 何故。何故だ。書き込む時間はあった筈だ。書き忘れた?違う。「センカ」とシックザールの繋がりは彼にとって大きな、見逃せないものであった筈。報告書に書かない訳が無い。仲間に預けるにしても読み手の安全を確保する観点から、隊内の裏切り者の存在は特記事項。警告しなくてはならない。どうして。何故、書かれていない?わからない。わからない。どうして。よもや、くだらない情がそうさせたのではあるまいに。けれど、嗚呼、だが、そう。忘れていた。
 彼は、「完璧な職業主義には程遠い」人だ。
 ずるる。冷えた扉に添い、華奢な身体が床に崩れる。明かりを落とした部屋の中、呆然と虚空を眺めた白雪は混沌へ続く薄闇へ囁いた。――――会わなくては、と。


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リンドウさんのディスクの巻、ですね。
このイベントについてはいつものようにほぼ原作通りの台詞を採用しています。変えたところといえば、ファイルの日付の所ですね。あの部分は辻褄合わせとリンドウさんと新型のアレコレのために必要だったので挿入しています。
新型にしてみればリンドウさんの置き手紙はある種、恐怖の置き手紙であった訳で、怯えつつも決めた覚悟がこの瞬間に見事に裏切られてしまったわけです。いいやら、悪いやら、複雑な所ですね。勿論、そんな事を理解しきれない新型さんはばーんと飛び出してしまった、と、今回はそんなオチです(…オチ?)

サクアリ組についてはもう作戦モードに入っております。潜入する気満々な二人は書いてて少し楽しいですね。うひひっ。作戦会議大好き!

2013/04/26